京都の
伏見で現代の
和菓子の中で重要な位地を占める
煉羊羹を最初に開発した
総本家駿河屋の
伏見にある
伏見本舗を訪れました。
伏見の街についてはこちらをご覧になってください。
続笹団子のひとりごと「
‘10新春の京都12 水の街・伏見訪問」
総本家駿河屋によると・・・
「・・・天正17年(1589年)
蒸羊羹を改良して作られた「伏見羊羹」別名「紅羊羹」を発売。
秀吉の大茶会で諸侯に引き出物として用いられ絶賛される。・・・
・・・慶長4年(1599年)
五代善右衛門は、日保ちに難点のある「伏見羊羹」を改良し、テングサ、粗糖(和三盆糖に類似)、白小豆餡を加えて炊き上げる煉羊羹の開発に着手する。 ・・・
・・・万治元年(1658年)
煉羊羹の材料選別、配合具合、炊き上げ方法など工夫し、完成品として市販する。
五代目当主の時、徳川頼宜公に召し抱えられ、駿河、紀州和歌山へと共に移り、「紀州徳川家御用達御菓子司」として代を重ねる一方、発祥の地伏見には、「総本家」をおく。・・・」
(
総本家駿河屋 駿河屋の歴史より抜粋)
と約70年かけて今日の
煉羊羹の基礎である
伏見羊羹を作り上げました。
和歌山にある
総本家駿河屋の本社・
駿河町(するがまち)本舗については以下をご覧になってください。
笹団子のひとりごと「駅長訪問記2 総本家駿河屋1」(2009/9/20)
「駅長訪問記9 総本家駿河屋2」(2009/9/27)
笹団子のお菓子ブログ「和歌山総本家駿河屋よりお取り寄せ1」(2009年12月30日)
「和歌山総本家駿河屋よりお取り寄せ2」(2009年12月30日)
「和歌山総本家駿河屋よりお取り寄せ3」(2009年12月30日)
今回も色々購入しました。(笑)
最初は
伏見本舗オリジナルの
饅頭です。
最初は
酒万十(さかまんじゅう)です。
酒蔵の街・伏見の
酒を使ってこさえた
饅頭です。
ほのかに
酒の香りがする
薄い皮の中に
こしあんが詰まっています。
甘さを引き立てるために少し塩を入れたなめらかな舌触りのこしあんがおいしいです。 次は
焼きもちです。
白、
よもぎの二種類の薄い
求肥で
粒あんを包んで表面に焼き目を入れた
餅菓子です。
程よい甘さで小豆の皮の食感、風味がする粒あんがおいしいです。
よもぎ入りはよもぎの草の風味も楽しめます。