2010年01月26日

’10新春の京都6 総本家駿河屋伏見本舗訪問2

総本家駿河屋伏見本舗の続編です。

次は元祖の煉羊羹のお店らしく、昔ながらの手流しの製法で作った古代伏見羊羹です。
古代伏見羊羹は2種類あります。

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100115京都伏見総本家駿河屋伏見本舗古代伏見羊羹煉羊羹包装内容.jpg 100115京都伏見総本家駿河屋伏見本舗古代伏見羊羹煉羊羹.jpg
最初は元祖の煉羊羹を再現した煉羊羹です。 白小豆に着色して「紅羊羹」を再現しています。
佐賀県小城小城羊羹ほどではないですが、表面に砂糖結晶が生じて堅めに仕上がっています。 そのため独特のサクサクした食感がします。 和三盆糖を使っているからでしょうか?外見にもかかわらず甘さはくどく感じませんでした。

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100116京都総本家駿河屋伏見本舗古代伏見羊羹夜の梅包装.jpg 100116京都総本家駿河屋伏見本舗古代伏見羊羹夜の梅.jpg 100116京都総本家駿河屋伏見本舗古代伏見羊羹夜の梅断面.jpg
次は夜の梅です。
小豆煉羊羹大納言小豆の粒を散らしてあって、断面が夜空に咲く梅の花をかたどっています。
口の中に入れるとじんわりと甘さ、小豆の風味が広がります。 大納言小豆の皮の食感がアクセントになっています。 こちらもサクサク、シャリシャリした食感です。

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’10新春の京都5 総本家駿河屋伏見本舗訪問1

京都伏見で現代の和菓子の中で重要な位地を占める煉羊羹を最初に開発した総本家駿河屋伏見にある伏見本舗を訪れました。

伏見の街についてはこちらをご覧になってください。
続笹団子のひとりごと
‘10新春の京都12 水の街・伏見訪問

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総本家駿河屋によると・・・
「・・・天正17年(1589年)
蒸羊羹を改良して作られた「伏見羊羹」別名「紅羊羹」を発売。
秀吉の大茶会で諸侯に引き出物として用いられ絶賛される。・・・

・・・慶長4年(1599年)
五代善右衛門は、日保ちに難点のある「伏見羊羹」を改良し、テングサ、粗糖(和三盆糖に類似)、白小豆餡を加えて炊き上げる煉羊羹の開発に着手する。 ・・・

・・・万治元年(1658年)
煉羊羹の材料選別、配合具合、炊き上げ方法など工夫し、完成品として市販する。
五代目当主の時、徳川頼宜公に召し抱えられ、駿河、紀州和歌山へと共に移り、「紀州徳川家御用達御菓子司」として代を重ねる一方、発祥の地伏見には、「総本家」をおく。・・・」
総本家駿河屋 駿河屋の歴史より抜粋
と約70年かけて今日の煉羊羹の基礎である伏見羊羹を作り上げました。

和歌山にある総本家駿河屋の本社・駿河町(するがまち)本舗については以下をご覧になってください。

笹団子のひとりごと
「駅長訪問記2 総本家駿河屋1」(2009/9/20)
「駅長訪問記9 総本家駿河屋2」(2009/9/27)

笹団子のお菓子ブログ
「和歌山総本家駿河屋よりお取り寄せ1」(2009年12月30日)
「和歌山総本家駿河屋よりお取り寄せ2」(2009年12月30日)
「和歌山総本家駿河屋よりお取り寄せ3」(2009年12月30日)

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今回も色々購入しました。(笑)

最初は伏見本舗オリジナルの饅頭です。
100110京都伏見総本家駿河屋箱包装.jpg 100110京都伏見総本家駿河屋箱.jpg 100110京都伏見総本家駿河屋箱内容.jpg

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最初は酒万十(さかまんじゅう)です。
酒蔵の街・伏見を使ってこさえた饅頭です。
ほのかに酒の香りがする薄い皮の中にこしあんが詰まっています。
甘さを引き立てるために少しを入れたなめらかな舌触りのこしあんがおいしいです。

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次は焼きもちです。
よもぎの二種類の薄い求肥粒あんを包んで表面に焼き目を入れた餅菓子です。
程よい甘さで小豆の皮の食感、風味がする粒あんがおいしいです。
よもぎ入りはよもぎの草の風味も楽しめます。


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2010年01月25日

’10新春の京都4 宇治駿河屋よりお取り寄せ1

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宇治平等院参道入り口に煉羊羹の開祖・総本家駿河屋から明治後期に暖簾分けした宇治駿河屋があります。

こちらはお取り寄せができるのでお店で発送の手配をしました。
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100116宇治駿河屋茶だんご箱包装.jpg 100116宇治駿河屋茶だんご箱.jpg
100116宇治駿河屋茶だんご箱ラベル.jpg100116宇治駿河屋茶だんご.jpg
最初は宇治名物の茶だんごです。
こちらの団子もモチモチしています。 稲房安兼茶のだんごより抹茶を多めに入れているらしく抹茶の風味、苦味がやや強いです。

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100116宇治駿河屋茶の香餅箱.jpg 100116宇治駿河屋茶の香餅箱内容.jpg 100116宇治駿河屋茶の香餅.jpg
次は茶の香餅(ちゃのこもち)です。
宇治駿河屋のオリジナルお米の粒が残る粗めに搗いた柔らかいお餅抹茶風味の黄粉をたっぷりまぶした餅菓子です。 抹茶風味の黄粉は同梱されていて一層抹茶の風味がします。
抹茶の苦味、黄粉の香ばしさ、の程よい甘さ、やわらかい食感がおいしいです。
これは想像以上のうまさでした。


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’10新春の京都3 宇治能登椽稲房安兼訪問

宇治平等院の参道に宇治名物抹茶を使った茶だんご宇治一番の人気店があります。
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能登椽稲房安兼(のとのじょう いなふさ やすかね)というお店で茶のだんごの他にも宇治名産抹茶を使った羊羹最中などの和菓子の製造、販売をしています。

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茶のだんごは口の中に入れるとモチモチした食感、広がる上品な甘さ、後味にかすかなほろ苦さが楽しめるおいしい団子です。
一個一個が一般的な団子より小さいので数が多くてもすぐになくなってしまいます。(笑)

ちなみに稲房安兼ではお取り寄せは扱っていないそうです。

平等院参道の様子はこちらをご覧になってください。
続笹団子のひとりごと
‘10新春の京都7 お茶の町宇治訪問1

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2010年01月24日

’10新春の京都2 宇治ますだ常照園訪問

宇治平等院の正門近くにこれでもか!と抹茶を掛けたソフトクリームを売っているというお茶屋さんがあると聞いて寒さにも係わらず行ってみました。

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ますだ常照園というお茶屋さんで本業は宇治茶の販売をされているのですが、甘味処もお店に併設されています。

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これが問題の抹茶ソフトクリームです。
ご覧のとおり、抹茶がたっぷりトッピングされています。 程よい甘さとほろ苦さで寒さにも係わらずおいしかったでした。手(チョキ)

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2010年01月19日

’10新春の京都1 末富訪問

今回の京都旅行では最初に末富を訪問しました。
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旅行についてはこちらを・・・。
続笹団子のひとりごと
都散歩

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鮮やかな空色の紙を使った包装です。

梅の花をあしたった上生菓子を2点購入しました。
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最初は梅の花をあしらった餅菓子です。
紅色お餅の中に粒白あんが入って雄しべをかたどった繊細な黄色のそぼろが飾ってあります。
お餅は花弁ごとに団子のように丸く丁寧にこしらえてあります。
よく延びる柔らかいお餅、上品な甘さの粒白あんがおいしいです。

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こしあんの花弁をかたどった紅色のきんとんです。 雌しべをかたどった糸のように細くて白いそぼろをのせた上生菓子です。
口の中に入れるとサッと溶けて上品な甘さが広がります。

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 100112京都末富うすべに箱2.jpg 100112京都末富うすべに箱内容.jpg
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次はうすべにです。
紅梅に降りつむ雪のにじみ色を表現しているそうです。
種煎餅を二枚に剥いで梅肉糖を挟んで表面にすり蜜を塗った煎餅です。
梅の香りがしてさっくりとした食感、その後に梅肉の酸味、上品な甘がサッと広がります。

100112京都末富野菜せんべい箱包装.jpg 100112京都末富野菜せんべい箱1.jpg 100112京都末富野菜せんべい箱2.jpg
100112京都末富野菜せんべい箱ラベル.jpg 100112京都末富野菜せんべい箱内容.jpg
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最後に野菜せんべい です。
小麦粉を焼いた甘い煎餅京野菜の蓮根、牛蒡山椒の木の芽をのせてあります。

上品な甘さで薄く平らに焼いた煎餅といい、糸のように細くて繊細なそぼろといい技のレベルの高さを感じさせます。 


末富のお菓子、特に上生菓子には繊細さ、上品さを持つ京都いや、日本でもトップクラスのお菓子というのはこのことか?と思わせます。
ご当主の著作が出版されています。 興味のある方は拝読されてはいかがでしょうか?



京・末富 菓子ごよみ

京・末富 菓子ごよみ

  • 作者: 山口 富蔵
  • 出版社/メーカー: 淡交社
  • 発売日: 2001/10
  • メディア: 単行本





京菓子歳時記―京菓子司末富の十二か月 (Suiko books (082))

京菓子歳時記―京菓子司末富の十二か月 (Suiko books (082))

  • 作者: 石橋 郁子
  • 出版社/メーカー: 光村推古書院
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 単行本




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2010年01月16日

恵那寿や 日本橋三越出店にてお買い物2

日本橋三越本店の地下の恵那寿や出店でのお買い物の続きです。

「恵那寿や 日本橋三越出店にてお買い物1」(2009年12月29日)


羊羹も購入しましたのでそちらの感想です。

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091230恵那寿や羊羹栗羊羹箱.jpg 091230恵那寿や羊羹箱包装.jpg
091230恵那寿や羊羹箱包装.jpg 091230恵那寿や羊羹栗羊羹.jpg
最初は栗羊羹です。
平たい形の羊羹で小粒の栗の甘露煮がたくさん入っています。
やや甘いですが、小豆の風味、ホクホク感が楽しめます。


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100106恵那寿や栗きんとん羊羹包装内容.jpg 100106恵那寿や栗きんとん羊羹.jpg
次は栗きんとん羊羹です。
栗きんとん寒天砂糖を加えてとろ火で煉り上げた羊羹です。
なめらかな舌触りで口の中に入れるとの風味が広がり、の食感も楽しめます。
羊羹としては寒天が多めに感じられますが、そのものが味わえる羊羹です。


やはり知名度では中津川の方が勝っていますが、では決して負けていないのが恵那栗菓子のようです。

posted by 笹団子 at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 和菓子(岐阜) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月07日

’10成田なごみの米屋訪問2

こちらは米屋のサイトでは紹介されていませんが、千葉県ならではのお菓子です。
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100104成田米屋落花生さぶれ包装.jpg 100104成田米屋落花生さぶれ.jpg

落花生(ぴいなっつ)さぶれです。
千葉県特産のピーナッツを煉り込んで焼いたサブレです。
バターの風味、ピーナッツの香ばしさ、食感がおいしいです。
堅めに焼いた大人のお菓子です。


posted by 笹団子 at 01:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋菓子(千葉・埼玉) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

’10成田なごみの米屋訪問1

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成田山新勝寺参拝の帰りに米屋の寄りました。

参拝の様子は以下の記事を見てください。
続笹団子のひとりごと
’10成田山新勝寺参拝1」2010-01-07

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今回も色々購入しました。

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八街ますだピーナッツ

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ピーナッツ最中は今回も購入しました。

去年の記事はこちらです。
笹団子のひとりごと
千葉の門前町にて食べ歩き3」2009/1/11
千葉の門前町にて食べ歩き4」2009/1/11

今回、新たに購入したのはこちらの生栗むし羊羹です。
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とてもやわらかい蒸羊羹です。「生」というのが確かな感じがするやわらかさです。 羊羹の上にやや塩味がする茹でたらしい栗がトッピングされています。
やや甘い蒸羊羹とやや塩味がするが対称的で面白いです。

posted by 笹団子 at 01:30| Comment(2) | 和菓子(千葉・埼玉) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月03日

’09北陸旅行延長戦2 金沢森八東京店訪問

昨年7月の北陸旅行の延長戦で東京で味わえる北陸の味覚の続編です。
前回は富山県のアンテナショップいきいき富山館でのお買い物を旧ブログで紹介しました。

笹団子のひとりごと
’09北陸旅行延長戦1」2009/10/30

今回は東京・四谷にある金沢の老舗・森八東京店でお買い物をしました。
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最初は福梅(ふくうめ)です。
金沢の正月用のお菓子で加賀藩主前田家の家紋『剣梅鉢』に由来するそうです。 梅の花というのも新春ならではですね。
厚く堅めに焼き上げた梅の花をかたどった紅白の最中種の中に福梅あんが入っています。 福梅あんは甘さ控えめの水飴を練り込んであるのでしょうか?最中粒あんとしては甘さがくどくなく粘りがあり、大納言小豆を堅めに茹でたものです。
やや甘いですが、最中種福梅あんの中の大納言小豆の食感がおいしい上に形が美しい上品なお菓子です。
正月のみの季節ものなので金沢だけで売られているのかと思っていましたが、東京でも販売されているので最中好きな方にはおススメです。

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次は千歳です。
一向一揆一向宗徒兵糧千歳鮓(ちとせすし)が起源のお菓子です。
最初はの中に小豆塩あんが入っていただけの兵糧だったそうですがこしあん求肥で包んで富士の山形にして紅白の和三盆糖をふりかけた餅菓子です。
通常の求肥と違い上等な米飴を多めに練り込んであるそうで遠慮の無い甘さのお茶席向けのお菓子です。


100102金沢森八長生殿中墨箱包装.jpg 100102金沢森八長生殿中墨箱.jpg 100102金沢森八長生殿中墨箱内容.jpg
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最後は長生殿です。
新潟県長岡の越乃雪島根県松江の山川と並ぶ日本三大銘菓の1つです。 加賀藩主前田利常公の創意により創られた名菓で三百数十年間変らず作られているそうです。
阿波徳島の和三盆糖北陸のもち米からなる精粉紅色は山形産の本紅と厳選された原材料を用い、小堀遠州卿直筆のてん書体「長生殿」の彫り込まれた木型で打ち上げた打ち菓子です。
大きさは通常の長正殿(大)中墨小墨の三種類で今回は中墨を購入しました。 通常の長正殿は事前に予約が必要だそうです。
口の中でジワジワと溶けて米粉ならではの舌触り、風味がします。 和三盆糖を使っているので後味がすっきりした甘さです。 こちらも紅白二色です。

東京独特の文化を持つ金沢の季節のお菓子がいただけるということを知ったので、次回は季節を変えて今回購入しなかった羊羹・家伝黒羊羹と一緒に購入したいと思います。

posted by 笹団子 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 和菓子(金沢) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする