2011年04月29日

さいとう製菓復興の起点 東北関東大震災からの復興祈願33

最初にお断りしておきますが、以下のリンクの動画はとても悲しく、残酷なものです。
見てしまうことで気分が落ち込む方や具合が悪くなる方はご覧にならない方がいいかと思います。


なぜ、そんな動画をリンクしたかというとこの動画は岩手県大船渡市さいとう製菓専務がご自身で撮影、投稿されたもので、今後の防災に役立てたいというのが目的だそうです。(社長はたまたま外出中だったとか)

さいとう製菓は本社と近隣の工場が津波により被災しましたが、大船渡市郊外の高台にある主力工場は津波による被災がありませんでした。 ただ、震災の揺れによる生産設備のダメージでお菓子の生産ができない状態になりました。 しかし、専務の本社が被災した様子をただ眺めるしかなかったのはかなりショックだったと思います。 そんな状態から一部とはいえかもめの玉子の生産を再開することができ、さらに復興を進めようとするさいとう製菓の強さをわかっていただければと思いました。
さらに専務が冷静に社員の方々に避難誘導を行ったことも動画からうかがえます。
専務の適切な誘導により社員の犠牲が無かったそうです。





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仙台井ヶ田製茶 東北関東大震災からの復興祈願32

新宿高島屋にて4月20日から25日まで開催された「宮城の味特集」仙台市にある井ヶ田(いげた)製茶のお菓子を購入しました。

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110429仙台井ヶ田製茶喜久福ずんだ生クリーム包装.jpg 110429仙台井ヶ田製茶喜久福ずんだ生クリーム.jpg 110429仙台井ヶ田製茶喜久福ずんだ生クリーム断面.jpg
生クリーム大福・喜久福(きくふく)のうちずんだ生クリームです。
生クリームが入ったずんだあんお餅で包んだ大福です。

ずんだあんの粒の食感、生クリームの舌触りがおいしいです。

井ヶ田製茶はもともとお茶の製造・販売の会社でしたが、喜久福はじめお菓子の製造・販売も行っています。
今回は仙台ということでずんだあんを使ったお菓子を購入しましたが、次回は抹茶などお茶を使ったお菓子も挑戦してみたいですね。

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2011年04月25日

祝!岩手県大船渡さいとう製菓営業再開! 東北関東大震災からの復興祈願31

先の震災で本社が津波ひよる被害を被った岩手県銘菓のかもめの玉子のさいとう製菓が営業を再開することになったそうです。

2011-04-25
営業再開のお知らせ

この度の大震災により被害を受けられました皆様には心よりお見舞い申しあげます。皆様の安全と、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。弊社におきましては、津波により本社機能も壊滅状態となりましたが、従業員一同一丸となって復旧作業に取り組みました結果、生産・販売活動の目途がつきましたので、お知らせいたします。今後の店舗営業につきましては、次の通り対応させていただきますのでお知らせいたします。なお、お客様にご提供できる商品が限られており、お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。今後は、「がんばれ東北、がんばろう岩手」を合言葉に、より良い商品のご提供と、おもてなしの心を持った接客で精進する所存でございますので、どうぞ、ご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。



さいとう製菓のホームページから引用させていただきました。

先日、メディアの報道でかもめの玉子の生産再開が報じられましたが、ついに営業再開となりました。 お取り寄せもできるようです。
ただ、当面かもめの玉子のみの販売となるそうです。

とはいえ、さいとう製菓の営業再開は三陸復興の大きな一歩となるでしょう。

東京・東銀座にある岩手県のアンテナショップ・いわて銀河プラザで買えるのも時間の問題でしょう。

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会津若松会津葵 東北関東大震災からの復興祈願30

新宿高島屋の地下にある銘菓百選にて行われている「がんばろう!日本!ガンバレ東北・北関東」にて福島県の会津地方の中心・会津若松市にある会津葵のお菓子を購入しました。

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会津葵の看板商品・かすてあん会津葵です。
鶴ヶ城に残った南蛮渡来の文物から会津に伝わった南蛮文化ということをヒントに作られた創作和菓子です。
ふんわりしたカステラ生地こしあんを包んであります。

ふんわりしたカステラ生地は口の中に入れると卵の風味が広がりこしあんの舌触りが楽しめ、後味に甘みがします。

会津葵は会津藩の御用茶商の系統を持ち、お茶席向けのお菓子も作っています。 こちらも機会をつくっていただけたいです。

追記4月26日
日を改めていただきましたが、小豆の風味が強く感じたので原材料を調べると日本酒が入っていました。 酒饅頭というものが和菓子にあるので和菓子において日本酒は風味付けの素材としてはいいということでしょう。

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会津若松本家長門屋 東北関東大震災からの復興祈願29

新宿高島屋の地下にある銘菓百選にて行われている「がんばろう!日本!ガンバレ東北・北関東」にて福島県の会津地方の中心・会津若松市にある本家長門屋のお菓子を購入しました。

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110422会津若松本家長門屋香木美箱.jpg 110422会津若松本家長門屋香木美箱内容.jpg
包装を開けると木箱が出てきました。

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山国・会津ならではのくるみ菓子香木美(かぐのきのみ)です。

一見、チョコレートのトリュフに似ていますが、会津産の鬼クルミこしあんで包んで表面を黒糖でまぶした和菓子です。
黒糖の素朴な甘さ、小豆の風味、くるみの食感、香ばしさがおいしいです。

本家長門屋では会津ならではのくるみゆべし会津駄菓子なども作っていて、次回はそちらも挑戦してみたいです。

先の震災で会津若松市は内陸のため津波被害は無かったものの、人的被害や建物の損壊が発生しており、本家長門屋飯盛店・駄菓子資料館が損壊のため閉店せざるを得なくなりました。 また、原発事故の風評被害で農家がせっかく作った農作物を流通ルートにのせることができず、市内の東山温泉はキャンセルが相次いでいるそうです。
それにも係わらず、同じ福島県の太平洋に面した浜通り地方の原発事故で避難せざるを得なくなった方々の受け入れをしています。
そんな会津地方を応援するために会津産の食品を見かけたら購入することをおススメします!


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2011年04月23日

祝!かもめの玉子生産再開! 東北関東大震災からの復興祈願28

うれしいニュースが報道されました。

本社が津波による被害を被った大船渡市さいとう製菓で同社の看板商品で岩手県銘菓のかもめの玉子の生産が再開されたそうです。

三陸の銘菓「かもめの玉子」製造再開

三陸地方の銘菓として有名な「かもめの玉子」の製造が20日、再開された。

 製造元の「さいとう製菓」(岩手県大船渡市)は、本社が津波に直撃され、高台にある同市赤崎町の工場も地震で設備が破損。一部の商品は7日から製造を再開したが、主力商品の「かもめの玉子」は、原材料の鶏卵を安定的に確保する見通しが立たないことなどから、製造ラインは止まったままだった。

 斉藤賢治専務は「地元企業として頑張っている姿を見てもらい、被災地の人たちにも元気を与えたい」と話した。ただ、当面は1日の生産を震災前の半分程度の約7万個にとどめるという。

(2011年4月20日21時19分 読売新聞より引用)

かもめの玉子、製造再開 「いつまでも甘えられない」

 生産が止まっていた名菓「かもめの玉子」の製造が20日に再開、21日から東北地方で売り出された。

 製造元のさいとう製菓(本社・大船渡市)は7日に生産ラインを稼働させていたが、「かもめの玉子」はまだ作れていなかった。県内への観光客が激減し、売り上げは通常の3割程度の見込み。それでも斉藤賢治専務(63)は「いつまでも被災地だと甘えていられない。自分たちで動き出せば、少しずつでも地域が良くなると信じている」と話している。


(2011年4月22日 朝日新聞より)

テレビのニュースでさいとう製菓が津波で浸水されている映像を見て、撮影されていた社長と思われる方の涙声を聞いて言葉が出ませんでした。
ただ、現在さいとう製菓は高台にある工場に仮設の本社を設置しています。 Google Earthで仮設本社の住所を見ると建屋の付近に津波が押し寄せた形跡が無いのですが、工場の内部は地震による揺れで生産設備に被害があったようです。

いずれ操業再開されるのではないか?と思いましたが斉藤社長はじめ社員の方々のご尽力で私の予想を上回る操業再開・販売につながったようです。
原材料の鶏卵についてはいずれ元通りに供給されるのではないかと思います。 生産設備についても時間はかかるかもしれませんが、復旧するのではないかと思います。

甚大な津波被害を被った三陸地区の拠点都市・大船渡市に本社、工場がある会社で南部せんべいと並ぶ岩手県銘菓の生産が復活するという話は被災者の方々を勇気づけることになるでしょう。
また、さいとう製菓の操業再開は地域の復興のヒントになるかもしれません。


かもめの玉子と再会できる日を楽しみにしています。

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2011年04月22日

岩手県二戸巖手屋2 東北関東大震災からの復興祈願27

岩手県のアンテナショップ・いわて銀河プラザにて岩手県内陸の北端に位置する二戸市南部せんべいの巖手屋(いわてや)南部せんべいを購入した続編です。

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110422二戸巌手屋まめごろう包装.jpg 110422二戸巌手屋まめごろう.jpg
こちらはまめごろうです。
落花生小麦生地に練り込んで焼き上げた南部せんべいです。
通常の南部せんべいより厚手で甘いです。 落花生の香ばしさがおいしいです。 これも食べだすときりがないです。(笑)

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岩手県遠野市まつだ松林堂 東北関東大震災からの復興祈願26

新宿高島屋の地下にある銘菓百選にて行われている「がんばろう!日本!ガンバレ東北・北関東」にて岩手県の民話の町・遠野市にあるまつだ松林堂のお菓子を購入しました。

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110422遠野まつだ松林堂明がらす箱.jpg 110422遠野まつだ松林堂明がらす箱内容.jpg
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まつだ松林堂の看板商品で遠野銘菓の明がらすです。
米粉小麦粉くるみごまきな粉水飴などを練って棹物にしたものを切り分けて個別包装したお菓子です。 くるみの切り口が明け方に飛ぶカラスの様子に似ていることから命名されたそうです。
若干の粘り気にくるみなどのサクサクした独特の食感にくるみ、ごま、きな粉の香ばしさ、風味と程よい甘さが素朴ながらおいしいです。

遠野市は先の震災では内陸なので津波による被害を被らなかったのですが、市役所が全壊するなど被害が発生しています。 それにも係わらず、沿岸部の市町村の援助を行っているようです。

まつだ松林堂ではホームページではお店の被害状況についての記述はありませんでしたが、流通が復旧するのに時間がかかったようで、最近になって制約があるものの、お取り寄せができるようになりました。

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岩手県岩泉町中松屋 東北関東大震災からの復興祈願25

新宿高島屋の地下にある銘菓百選にて行われている「がんばろう!日本!ガンバレ東北・北関東」にて岩手県北上山地の東部に位置し、東方は北部陸中海岸の太平洋に臨んでいて日本三大鍾乳洞のひとつとして名高く世界でも有数の透明度の地底湖がる龍泉洞の町・岩泉町にある栗菓子中松屋のお菓子を購入しました。

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110420岩泉中松屋饗の山箱.jpg 110420岩泉中松屋饗の山箱内容.jpg
110420岩泉中松屋饗の山.jpg 110420岩泉中松屋饗の山カット (1).jpg
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中松屋の看板商品の饗の山(あえのやま)です。
栗あん羊羹で包んだ棹物です。
上品な甘さで水羊羹のようにしっとりしてやわらかい羊羹とホクホク感がする栗あんがおいしいです。 羊羹のしっとり感が身上なので作りたてをいただくのがおススメです。

実は過去に投稿済みですが、新しい画像で楽しんでいただければ幸いです。
過去についてはこちらをご覧になって下さい。
「笹団子のひとりごと」
「日本橋高島屋・《第28回》グルメのための味百選1」(2007/11/2)

当時は中松屋のホームページが無かったので他にどんな商品があるのかわからなかったのですが、拝見すると「東の恵那・中津川」を目指しているのか?栗きんとん栗粉餅に近いお菓子があります。 こちらは岐阜県東濃地方ほど開発が進んでなく、自然に恵まれ、高い透明度の龍泉洞の水を使っていて、流通が発達した現代では全国を対象においしい栗菓子を作っているようです。

岩泉町は先の震災で海岸に面した地区が津波による甚大な被害を被り、人的被害が発生しました。 中松屋のホームページでは特にお店の被害については記述されていませんが、流通が復旧するまで時間がかかり、今でもお取り寄せには制約がある状態です。
岩泉町の一日も早い復興を祈ります。

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2011年04月21日

郡山三万石 東北関東大震災からの復興祈願24

東京駅近くにある福島県のアンテナショップ・福島県八重洲観光交流館で購入した郡山市にある三万石のお菓子の紹介です。

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110420郡山三万石ままどおる包装.jpg 110420郡山三万石ままどおる.jpg 110420郡山三万石ままどおる断面.jpg
三万石の看板で柏屋薄皮饅頭かんのや家伝ゆべしと並ぶ福島県の三大銘菓・ままどおるです。 福島県八重洲観光交流館の人気No.1でもあるそうです。

練乳入り白あんを薄い小麦生地で包んで焼き上げた和洋折衷菓子です。
口の中に入れると牛乳の風味と甘さが広がります。

三万石のホームページはメンテナンスの状態が続いていますが、福島県八重洲観光交流館によると以下のフリーダイヤルでお取り寄せを受け付けているそうです。

0120-23-1010

posted by 笹団子 at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 和菓子(福島) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする