新宿高島屋にて4月20日から25日まで開催された
「がんばろう!日本!ガンバレ東北・北関東」で仙台駄菓子の名店・
石橋屋の駄菓子を3点購入しました。
NHK教育で毎週火曜日の午後10時25分から30分、
「直伝 和の極意『彩りの和菓子 春紀行』」という番組で日本全国の和菓子店を訪れて様々な「和菓子」を訪ねています。
予定では5月10日放送の回に
石橋屋など仙台の和菓子店を訪れることになっていましたが、先の震災のため残念ながら中止になりました。
ただ、NHK出版でテキスト・
「直伝 和の極意彩りの和菓子 春紀行」が発売されていて講師の
後藤加寿子さんが震災前の
石橋屋を取材しています。
それによると、
駄菓子は
江戸時代半ばに治安が安定して、
町民の経済が豊かになったものの
武士階級より贅沢をしてはならないと
白砂糖の使用を制限してお菓子に黒糖や雑穀を使ったものを奨励したのが始まりとか。
仙台では
伊達藩から払い下げられた保存食や携帯食だった
糒(ほしいい・米を蒸して乾燥させたもの)を使って独特な
仙台駄菓子が作られたそうです。
石橋屋では先代のご主人・
大林幸作さんが
駄菓子を研究し
平成14年に仙台景観重要建造物指定建物に指定された店舗の裏に
駄菓子資料館があります。 いつかお店で色々お菓子を眺めたいですね。
仙台の方が震災後に撮影された画像では風情ある店舗の外観に損壊は見られませんが、中がどうなっているか?気になります。 ただ、駄菓子の製造はすでに再開されたようで、
新宿高島屋の地下で購入したのは震災後に製造された製品のようです。
最初は
マコロンです。
ピーナッツや
砂糖、
小麦粉などを使った
焼菓子です。
サクサクしてピーナッツの香ばしさがおいしいです。 次は
より南京です。
黒糖、
黄粉、
餅米、
水飴などを練って紐状にしたものを切って松葉のように折り曲げた駄菓子です。
黄粉の香ばしさ、黒糖の素朴な甘さ、やや粘りのある食感が楽しめます。 最後は
石衣(いしごろも)こしあん、
黒糖、
水飴などを練って独特の形にこさえた
駄菓子です。
小豆の風味、黒糖の素朴な甘さが楽しめます。
ホームページを見たところ、石橋屋の駄菓子は28種類あるので今回紹介したのはほんの一部です。 機会があれば他のお菓子も挑戦してみたいです。