






こちらは塩芳軒の看板・聚楽(じゅらく)饅頭です。
かつて今の西陣の地にあった太閤秀吉の邸宅・聚楽第にちなんだお菓子です。
塩芳軒の近くにある西陣のハローワークに「聚楽第址」の石碑があります。
褐色に焼き上げた小麦粉生地にこしあんが入った焼菓子で香ばしい生地とよくこした舌触りのいい上品なこしあんがおいしいです。






塩芳軒は干菓子でも名高いです。
こちらは六角形の箱の中に四種類の干菓子が入った干菓子の詰め合わせの「亀甲箱」です。 こちらは塩芳軒のホームページからお取り寄せができます。

こちらはふくべです。
ひょうたんをかたどった干菓子でひょうたん型の黒糖の表面を砂糖で固めて和三盆糖をふりかけてあります。
和三盆糖がサッと溶けて固い砂糖の膜を噛むと黒糖の風味がします。

こちらは貝づくしです。
小さな貝型の干菓子で上品な甘さが口の中に広がります。

こちらは色鮮やかな千代結です。
紅白の飴を綺麗に曲げた有平糖です。

最後に玉あられです。
半球状の落雁を二つ一組に包んだ干菓子です。 他に花弁や松葉をかたどった食べるのがもったいないお菓子です。
貝づくしと同じ材料を使っているようです。
備前焼のような渋い色の聚楽饅頭と色鮮やかな干菓子とどちらも目や銘で楽しめる京菓子ならではのお菓子です。