2012年04月01日

『役に立たないきのこの春祭り』行ってきました!

日曜日に東京・三鷹で開催されたとべないとりのおいしいBlog、管理人のkozueさんの毛糸からきのこを作る編みぐるみの展示・『役に立たないきのこの春祭り』を見に行ってきました。

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三鷹市といっても井の頭公園に面していました。

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いつもながら不思議な世界です。

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リアルに作ってありますね。

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今回の新作は「光るきのこ」。
初めて知ったのですが、時計の暗がりで発光する文字盤と同じ原理の糸・蓄光糸を使って編んでいます。
そのため、光を当てて暗くするときのこが発光します。
小笠原にあるのは知っていたのですが、三鷹で見ることができるとは思いませんでした。(笑)

posted by 笹団子 at 22:15| Comment(2) | TrackBack(0) | お菓子な話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『役に立たないきのこの春祭り』開催のお知らせ

とべないとりのおいしいBlog、管理人のkozueさんの毛糸からきのこを作る編みぐるみの展示『役に立たないきのこの春祭り』本日3月28日から東京・三鷹で開催されます。


『役に立たないきのこの春祭り』
 〜ちょっと不気味でちょっとカワイイ
  きのこの編みぐるみと写真の展覧会〜

 2012/3/28(水)〜4/1(日)
 12:00〜19:00 ※最終日は16:00まで


 会場:ギャラリーカフェ・テラス
  東京都三鷹市下連雀1-14-1

  JR中央線/京王井の頭線 吉祥寺駅南口より徒歩15分
   または小田急バス 万助橋 下車2分
  JR中央線三鷹駅南口より徒歩15分
   またはコミュニティバス ジブリ美術館 下車2分

一昨年に開催された『役に立たないきのこの文化祭』の続編にあたるようで、今回も不思議なきのこの世界が堪能できると思います。

近くには宮崎駿のジブリ美術館、ちょっと歩くと太宰治や森鴎外のお墓がある禅林寺があったりとアカデミックな一日を過ごせるかと思います。

行事が終わるまでこの次の投稿が最新です。

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2012年02月01日

新宿伊勢丹サロン・デュ・ショコラ 2012 1

今年も新宿伊勢丹にて1月25日(水)から30日(月)まで今年で10回目にあたる「サロン・デュ・ショコラ 2012」が開催されました。

とりあえず、実演のものをいくつか紹介します。

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ベルギーピエールマルコリーニリング状のシュークリーム・パリブレストにシュー皮をココア風味に、クリームはもちろん、チョコレートクリームを挟んだものを用意しました。
サクっとしたシュー皮にひんやりしていて高級チョコレートならではの芳香がするクリームのほろ苦く程よい甘さがおいしかったでした。

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同じくベルギーベルコラーデ冷たいチョコレートドリンク・ランボワーズ・ミュールを用意しました。
こちらも程よい甘さにほろ苦さ、イチゴ・フランボワーズの酸味がアクセントになっている大人の甘い飲み物でした。

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ひょうきんな土屋氏がシェフの渋谷に本店のあるテオブロマフォアグラのサンドイッチの実演をしていて、土屋氏自ら調理していた日もありました。
会場でソテーしたフォアグラ、キャラメリゼしたリンゴ、フレッシュ苺をブリオッシュでサンドしてチョコレートをブレンドしたバルサミコの特製ソースで仕上げたサンドイッチです。
イチゴの香りがしてソテーしたフォアグラのバターと合わせた独特の風味、なめらかな舌触り、リンゴのシャキシャキした食感、イチゴの酸味、チョコレートのほろ苦さがバランスがとれている贅沢なサンドイッチでした。
フォアグラをいただいたのは実は初めてですが、\1,050で利益が出ているのでしょうか?

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塩キャラメルのフランスアンリルルー温かいチョコレートドリンク・ショコラショー二種類を実演で用意していました。
そのうち、モンブランをいただきました。
こちらも程よい甘さにほろ苦さがして温かいので寒い日にいただくと本当にほっとしますね。
上の泡立てたクリームがマイルドに、粉末状と思われるイタリア産栗がホクホクした感じがしておいしかったでした。


もう一つは「ユズ・マッチャ」という和の素材を使ったもので、板チョコも販売していました。 今回はチャレンジしたようで。
こちらのキャラメルは高価ですが、いただければ納得の味です。

今回も色々買いこんだので順次投稿させていただきます。

posted by 笹団子 at 23:10| Comment(4) | TrackBack(0) | お菓子な話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月06日

’11「編ぐるみの和菓子店の展」に行ってきました!

kozueさんの「編みぐるみ和菓子店の展 〜糸で編む菓子、いとをかし」を見に行ってきました。

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場所はネコがくつろぐ東京の古い住宅地・根津です。

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看板を見て・・・。

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狭い路地を通ると・・・。

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ギャラリー根津七弥(ねつしちや)があります。
かつて質屋だった古民家を使ったギャラリーです。

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表のショーケースは京都の菓子司のようです。

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テーブルの上のおまんじゅうは手に取った重さも楽しめます。

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東北のお菓子です。 復興を祈ってということでしょうね。

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こんなお月見もできます。(笑)

kozueさんの編みぐるみが増えて今までの総集編と言う感じでした。

今回は11月3日の祝日ということもあって、次々にお客さんが来て賑わっていました。
次回はどんな展開をするのか?楽しみです。

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近くには甘味処芋甚があります。

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中は満席だったので季節物の「昭和焼」をいただきました。
この手の焼菓子にしては小粒ですが表はパリっと中に粒あんがたっぷり入ってありました。

視覚、触覚、そして近所で味覚も楽しめる「編みぐるみ和菓子店の展 〜糸で編む菓子、いとをかし」は6日日曜日の17:00までです!

posted by 笹団子 at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | お菓子な話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

’11「編ぐるみの和菓子店」開催のお知らせ

とべないとりのおいしいBlog、管理人のkozueさんの毛糸から和菓子を作る編みぐるみの展示・「編みぐるみ和菓子店の展 〜糸で編む菓子、いとをかし」が本日11月1日から東京・根津で開催されています。

会場:ギャラリー根津七弥
場所:東京都文京区根津2−33−1



千代田線根津駅 根津交差点方面改札口より徒歩5分
千代田線千駄木駅 団子坂方面改札口より徒歩9分

TEL 03-5834-7423
展示期間:2011/11/1(火) - 2011/11/6(日)
開催時間:12:00〜18:00 ※最終日は17:00まで

3日の文化の日、土日にでも谷根千の散策がてらに行かれてみてはいかがでしょうか?

posted by 笹団子 at 17:00| Comment(3) | TrackBack(0) | お菓子な話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月15日

当分投稿を控えます。

3月11日の午後に東北関東大震災が発生しました。

ご存知でしょうが、東京でも犠牲者が出る事態となり交通や流通が滞っています。
通勤時間の増大や仕事により時間がかかり、電気の供給も難しいそうなので当面、このブログの投稿を控えさせていただきますのでご了承願います。


消息等については以下のブログをご覧になって下さい。
「続笹団子のひとりごと」

posted by 笹団子 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | お菓子な話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月27日

「とっておきのショコラティエとお菓子たち」を読んで

「テオブロマ」土屋公二が案内するとっておきのショコラティエとお菓子たち [単行本] / 武田ランダムハウスジャパン (刊)
「テオブロマ」土屋公二が案内するとっておきのショコラティエとお菓子たち [単行本] / 武田ランダムハウスジャパン (刊)
日本のチョコレートブランド・テオブロマシェフ・土屋公二さんがフランス・ベルギーのショコラティエにインタビューした記事を集めた「テオブロマ」土屋公二が案内するとっておきのショコラティエとお菓子たちを読みました。
土屋公二さんは度々メディアに出られていて、気さくな人柄のためフランス修行時代の人脈だけでなく初対面のショコラティエとも熱いチョコレート談義ができるのでショコラティエとのインタビュアーとしてはいい人材と思います。

登場されているショコラティエのほとんどが新宿伊勢丹にて毎年1月末に開催されるチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」
に出店している方々です。

読んで意外だったのが東京にも出店しているラ・メゾン・デュ・ショコラLa Maison du Chocolatロベール・ランクスさんが菓子業界に入った1950年代にはまだフランスのチョコレートスイスベルギーほど盛んではなかったということです。 その後、ランクスさんが1977年にラ・メゾン・デュ・ショコラを立ち上げてそれに続くショコラティエの努力により今のフランスの高級チョコレートを築きあげたようです。

フランスの取材では個人経営のショコラティエが主だったことがありますが、パリ以外の地方在住のショコラティエが少なくなく、彼らの共通したコメントは「故郷を離れたくない。」「事業の規模を拡大したくない。」「自分らしさを守りたい」と無理をせずに今の生活を維持したいフランス人の国民性か?個人経営者ならではのコメントが目につきました。
新宿伊勢丹に出店しているChristine Ferber クリスティーヌ・フェルベールさん
「人はよく才能が大事と言うけど、それは違う。才能よりも、ふさわしい環境に身をおくこと。そして、そこで努力することが大切なの」
とコメントしています。
創作するのにふさわしい環境というのも大事というのもなるほどと思いました。

ベルギーではGodivaゴディバNeuhausノイハウスといった大手の取材があったためかと思いますが、フランスのショコラティエとは対象的に国外での事業拡大に積極的なことを感じさせました。 ベルギーの市場規模ということもあるのでしょうが。

一代で世界的な高級チョコレートブランドを立ち上げたPierre Marcoliniピエールマルコリーニさん
「祖父の代にイタリアから移住してきました。私はこの国で生まれ育った3世ですがベルギー人という気持ちではなくヨーロッパのショコラティエとして仕事をしたいと思います。人種や文明を超えて、一番おいしいと言わせるのが私の目標です。」
とコメントされています。
グローバリズムが生んだショコラティエと思わせるコメントです。

フランス人ショコラティエはそれぞれが勝手に創作しているような気がしますが、そうではないようです。
Patisserie FRESSONのオーナーシェフ・フランク・フレッソンさん
「短期間の研修をいくつもしたよ。一緒に働いた人たちとのエシャンジュ(意見交換、交流)が思い出だね。フランスでは、そういうエシャンジュが活発でね。例えばレシピを思いついた人が、誰にも話さず、自分の頭の中にだけ留めておいたら、そこから発展することはないけれど、同僚とアイデアを共有したとたん、別なものに生まれ変わっていくんだ。」
とコメントしています。
事実、「サロン・デュ・ショコラ」ではショコラティエの皆さんが、時々出店から離れて他のショコラティエと親しそうに話をしているのが結構、目につきました。 海外での事業というより同窓会のような印象も持ちました。

交流しつつ、お互い切磋琢磨しているのがショコラティエのようです。

この本では取材の都合からか?フランスのパリからフランス東部、ベルギーのショコラティエが多いですが、畜産業が盛んで乳製品が名高いスイスやヨーロッパ各地にもっとたくさんのショコラティエがいると思います。
チョコレートの世界も奥が深いようです。


posted by 笹団子 at 21:46| Comment(2) | TrackBack(0) | お菓子な話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月29日

「京・末富 菓子ごよみ」を読んで

京都の上生菓子の和菓子店・末富の三代目の山口富蔵氏著の「京・末富 菓子ごよみ」
(写真 寺田 豊作)を読み終えました。

京・末富 菓子ごよみ [単行本] / 山口 富蔵, 寺田 豊作 (著); 淡交社 (刊)
京・末富 菓子ごよみ [単行本] / 山口 富蔵, 寺田 豊作 (著); 淡交社 (刊)

末富は創業が明治26年と京都では新興ながら芸術性、技術のレベルが高いお店です。 著者で三代目の山口富蔵氏京都の和菓子を紹介するメッセンジャーとして何度かNHKの番組に出演されています。 その山口氏の春夏秋冬のお菓子と京都の季節を綴った本です。

各ページに末富の綺麗な和菓子の画像が掲載されて、山口氏によるそれぞれのお菓子の紹介、その時期の京都の情景、山口氏の和菓子作りの思いも綴られています
ただ昔からのお菓子を作っているだけでなく、現代の日本人の習慣をヒントに作られたお菓子も紹介されていて、山口氏の和菓子作りの基礎にある日本の古典・百人一首の上に国内外から様々な美を採用するよう常にアンテナを張り巡らしていることが記述され末富の伝統を重んじつつ新しい和菓子を創造する姿勢がこの本から見られます。

残念ながら今は絶版となってしまっているようですが、中古で(高価ながら)、所によっては図書館にもあるかもしれないので興味のある方は探してみて下さい。

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2011年01月07日

「九州和菓子紀行」を読んで

九州和菓子紀行 [単行本(ソフトカバー)] / 西日本新聞社社会部 (著); 西日本新聞社社会部 (編集); 書肆侃侃房 (刊)
九州の日刊紙西日本新聞社社会部がまとめた「九州和菓子紀行」を読みました。

九州のお菓子(沖縄県や鹿児島県奄美大島も含みます)というとカステラが有名ですが、全国区に進出済みの有名なお菓子でなく、九州各地の町で土地の人が手土産にしやすいお菓子を中心に紹介しています。

 デパートの地下にある全国の銘菓コーナーアンテナショップに置いてあるお菓子もありますが、ほとんどがその土地に行かないと手に入れられないものです。

 「昔懐かしい」というのもテーマ茶の湯の始まりである南北朝時代から昭和の高度経済成長期までに生み出されたお菓子でもあります。

各県別で選別された銘菓の数は・・・

福岡県(504万)・・・15
佐賀県(86万)・・・・7
長崎県(147万)・・・7
熊本県(184万)・・・3
大分県(120万)・・・5
宮崎県(115万)・・・4
鹿児島県(175万)・・3
沖縄県(136万)・・・1

(カッコ内は人口)

以上のことから注目されるべきは選抜された47銘菓の中で佐賀県が人口が一番少ないにも係わらず長崎県と並び2番目にあることです。 人口が約1460万の九州約500万と三分の一を占める福岡県が多いのは当然でしょうが、人口147万の長崎県とは86万の佐賀県が多くを占めているのはなぜでしょうか?(平成17年国勢調査より)

両県ともに長崎で陸揚げされた南蛮渡来の砂糖を江戸まで運んだ「シュガーロード」が貫いています。 そこで菓子作りが盛んになったと思われます。(もちろん、他にも多数の選抜に漏れた銘菓があるそうです)

隠れた菓子どころ・佐賀県は現地で調査してみたいですね。

posted by 笹団子 at 21:20| Comment(3) | TrackBack(0) | お菓子な話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

今年もよろしくお願いします。


謹賀新年



あけましておめでとうございます。


旧年中は色々お世話になりました。


皆様のご指導のおかげで昨年はいろんなお菓子をいただくことができました。


今年もご教示の程よろしくお願いします。


posted by 笹団子 at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | お菓子な話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする