2012年01月05日

’12虎屋赤坂本店のお正月

120102虎屋赤坂本店(1)縮小.jpg
今年も新年の和菓子は虎屋で買いました。

120102虎屋赤坂本店(2)縮小.jpg
赤坂本店の外壁に今年の干支の辰の凧がかけてありました。

120102虎屋袋.jpg
120102虎屋上生菓子箱.jpg 120102虎屋上生菓子箱内容.jpg

120102虎屋花びら餅包装.jpg 120102虎屋花びら餅包装ラベル.jpg
120102虎屋花びら餅.jpg 120102虎屋花びら餅内容.jpg
こちらは去年もいただいた新年の上生菓子花びら餅です。
歯ごたえのある餅の弾力のあるやわらかさ、甘露煮の牛蒡の風味、白味噌仕立ての白あんの程よい甘さがおいしいです。

120102虎屋好文花.jpg 120102虎屋好文花断面.jpg 120102虎屋好文花ラベル.jpg
次は新春の花・梅をかたどった上生菓子・好文花(こうぶんか)です。
粘りのある羊羹製生地白あんを包んでありました。 羊羹製生地の粘り、上品な甘さがするおいしい上生菓子でした。
羊羹製(ようかんせい)というのは虎屋「とらや和菓子用語集」によると・・・
「餡に小麦粉・寒梅粉を混ぜて蒸した生地のこと。
とらやでは、製法が羊羹の原型である蒸羊羹から変化したことから「羊羹製」と呼ばれているが、これは虎屋独特の呼称。
他店では「こなし」とも呼ばれている。」
とのことです。

かつてはお祝いの席のお土産に大きな練り切りのお菓子が入っていましたが、京都の菓子司・末富三代目の山口富蔵氏著の「京・末富 菓子ごよみ」によると・・・。
京・末富 菓子ごよみ [単行本] / 山口 富蔵, 寺田 豊作 (著); 淡交社 (刊)
練切り(ねりきり)
あんに求肥をつなぎとして練り上げたもの。 京都では皮をむいたヤマイモを蒸して裏濾し(うらごし)したものに、砂糖と加えて練り上げたものをいい、きんとんを作るときによく用いる。


こなし
蒸し菓子の一種。 こしあんに薄力粉を混ぜて蒸し、練り上げたもの。


と、原材料と製法が違います。
虎屋の場合は生地に小麦粉の一種・薄力粉ではなく、お米が原料の加工品・寒梅粉を使っています。 だから生地に粘りがあるのでしょう。


120102虎屋笑顔饅.jpg 120102虎屋笑顔饅断面.jpg 120102虎屋笑顔饅ラベル.jpg
次は笑顔饅(えがおまん)です。
赤い点をてっぺんに付けた白い薯蕷饅頭で虎屋によると「赤い点の愛らしさから」付けられたそうです。
つくね芋を練り込んだしっとりした薯蕷生地の中に舌触りなめらかで上品な甘さ、小豆の風味の御前餡(こしあん)が入ってありました。


120102虎屋辰の息吹.jpg 120102虎屋辰の息吹断面.jpg 120102虎屋辰の息吹ラベル.jpg
こちらは辰の息吹(たつのいぶき)です。
黄緑に染めた卵の黄身を使った緑餡白あんを紅色に染めた紅餡を包んで金箔を散らした上生菓子です。
口の中に入れるとジワジワと溶けて黄身の風味、白あんの舌触り、上品な甘さが楽しめます。
緑餡のひびは天空に舞う赤く輝く龍を表現したのでしょうか?


120102虎屋小型羊羹化粧箱.jpg 120102虎屋小型羊羹化粧箱内容.jpg
最後に新年限定パッケージ小形羊羹です。
今年の干支・辰にちなんで龍のデザインの箱に入れた小形羊羹です。

120102虎屋新年限定パッケージ小形羊羹夜の梅箱.jpg 120102虎屋新年限定パッケージ小形羊羹夜の梅箱ラベル.jpg
120102虎屋新年限定パッケージ小形羊羹夜の梅箱内容.jpg 120102虎屋新年限定パッケージ小形羊羹夜の梅.jpg
小豆の風味が楽しめる小倉羊羹の夜の梅は赤、

120102虎屋新年限定パッケージ小形羊羹新緑箱.jpg 120102虎屋新年限定パッケージ小形羊羹新緑箱ラベル.jpg 120102虎屋新年限定パッケージ小形羊羹新緑.jpg
ほのかに抹茶の風味がする抹茶羊羹の新緑は緑、

120102虎屋新年限定パッケージ小形羊羹おもかげ箱.jpg 120102虎屋新年限定パッケージ小形羊羹おもかげ箱ラベル.jpg 120102虎屋新年限定パッケージ小形羊羹おもかげ.jpg
コクのある力強い甘さの黒糖羊羹のおもかげは黄色です。

posted by 笹団子 at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 和菓子(東京) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月06日

’11虎屋秋の栗菓子

虎屋赤坂本店にて9月28日から11月6日に開催された第74回虎屋文庫資料展「和菓子を作るー職人の世界ー」を観覧しました。
 実際の過去や現在の製造現場の様子を紹介した展示で実際に簡単と思われそうなあんこ玉作りの過程を体験したり、吹き出しで職人さんの声を書き込んであったり面白い展示でした。
 観覧後に赤坂本店地下の虎屋茶寮に入りました。

111010虎屋赤坂本店虎屋茶寮栗おこわ (1).jpg 111010虎屋赤坂本店虎屋茶寮栗おこわ (2).jpg
111010虎屋赤坂本店虎屋茶寮栗おこわ (3).jpg 111010虎屋赤坂本店虎屋茶寮栗おこわ (4).jpg
秋らしく栗おこわがメニューにあったのでいただきました。
丸い二段のお重に栗おこわ漬け物椎茸の煮付けかまぼこ花豆の煮豆が入っていました。
栗おこわは大粒で塩味の栗が三粒入っていて栗のホクホク感、もち米のモチモチ感が満喫できました。
花豆の煮豆も程よい甘さでホクホクしておいしかったでした。

111010虎屋赤坂本店虎屋茶寮栗あんみつ (1).jpg 111010虎屋赤坂本店虎屋茶寮栗あんみつ (2).jpg
栗あんみつのハーフサイズが栗おこわのサイドメニューにありました。
量は少ないですが真ん中にトッピングされた白小豆の白餡と栗を合わせて作られた栗あんは美味で風味が高いといわれる早生品種の栗を収穫後すぐに蜜漬けにした蜜栗とカットされた栗水羊羹と栗を満喫できました。
今回は後味がすっきりした徳島県上板町岡田製糖所で作られた阿波和三盆糖から作られた和三盆蜜でいただきました。


111010虎屋紙袋.jpg 111010虎屋箱.jpg 111010虎屋箱内容.jpg
今回もお持ち帰りの上生菓子を買いました。

111010虎屋栗粉餅.jpg 111010虎屋栗粉餅断面.jpg 111010虎屋栗粉餅ラベル.jpg
秋の虎屋の上生菓子・栗粉餅です。
御前餡(こしあん)求肥栗のそぼろで包んであります。
栗の風味濃厚でホクホクしたそぼろと小豆の風味がする御前餡のバランスが取れた生菓子です。

111010虎屋栗鹿の子.jpg 111010虎屋栗鹿の子断面.jpg 111010虎屋栗鹿の子ラベル.jpg
こちらも秋の上生菓子・栗鹿の子です。
白小豆の餡をカットした蜜栗で覆ってありました。
栗の食感、ホクホク感、上品な甘さでクリームのようななめらかな舌触りの白あんがおいしかったでした。


111010虎屋千里の風.jpg 111010虎屋千里の風ラベル.jpg
こちらは千里の虎です。
虎屋赤坂本店限定の棹菓子を期間限定でカットで販売してありました。
クチナシで黄色に着色した白あんに虎縞模様に小豆の羊羹を練り込んで固めた羊羹でほのかに小豆の風味を感じさせる羊羹でした。

111022虎屋栗蒸羊羹箱包装.jpg 111022虎屋栗蒸羊羹箱.jpg 111022虎屋栗蒸羊羹箱ラベル.jpg
111022虎屋栗蒸羊羹包装.jpg 111022虎屋栗蒸羊羹.jpg
111022虎屋栗蒸羊羹カット.jpg 111022虎屋栗蒸羊羹断面.jpg
最後に栗蒸羊羹です。
口の中に入れると栗の風味、ホクホク感が広がりました。 蒸羊羹と栗の量のバランスが取れ栗の食感、小豆の風味、上品な甘さが楽しめる蒸羊羹でした。

posted by 笹団子 at 22:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 和菓子(東京) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月18日

東京塩瀬総本家 和菓子の日のお菓子

6月16日は「和菓子の日」です。
全国和菓子協会によると・・・

「西暦848年(承和15年・嘉祥元年)の夏、仁明天皇が御神託に基づいて、6月16日に16の数にちなんだ菓子、餅などを神前に供えて、疫病を除け健康招福を祈誓し、「嘉祥」と改元したという古例にちなみます。・・・(中略)・・・
「嘉祥の祝」は、疫を逃れ、健康招福を願うめでたい行事として歴史の中で受け継がれ、明治時代まで盛んに行われていました。この『嘉祥の日』を現代に復活させたのが「和菓子の日」です。」


110616東京塩瀬総本家紙袋.jpg
新宿京王地下にて出店の塩瀬総本家にて「嘉祥のお菓子嘉祥饅頭を購入しました。

110616東京塩瀬総本家嘉祥饅頭箱包装.jpg 110616東京塩瀬総本家嘉祥饅頭箱.jpg
塩瀬総本家は日本における饅頭の開祖・林家の末裔。
箱には8代室町将軍・足利義政より賜った「日本第一番本饅頭所林氏塩瀬」の看板が印刷されています。

110616東京塩瀬総本家箱ラベル.jpg 110616東京塩瀬総本家嘉祥饅頭札.jpg
東京・日枝神社にて御祈願されたお札が入ってありました。

110616東京塩瀬総本家嘉祥饅頭箱内容.jpg 110616東京塩瀬総本家嘉祥饅頭紅白.jpg
110616東京塩瀬総本家嘉祥饅頭.jpg 110616東京塩瀬総本家嘉祥饅頭断面.jpg
白の小麦粉生地の中にやや甘く舌触りのなめらかなこしあんが詰まっています。
基本的な饅頭ですがこしあんの上品な甘さがおいしいです。

先の震災に被災された方々、家族、自分の厄除招福を祈りつついただきました。

posted by 笹団子 at 17:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 和菓子(東京) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月05日

かもめの玉子の兄弟だった?・銀座たまや 東北関東大震災からの復興祈願37

東京で岩手県大船渡市の銘菓・かもめの玉子の兄弟商品が販売されています。



岩手銘菓「かもめの玉子」で知られ、東日本大震災で被災した岩手県大船渡市の「さいとう製菓」が7日、生産を再開した。斉藤俊明社長(69)は「カモメは羽ばたく。復興の先導役になりたい」と話した。

 津波で2階建ての本社ビルは波にのまれ、外壁しか残っていない。直営5店舗もすべて被災。工場も壁の一部がはがれるなどの被害があったが、生産ライン自体に被害が少なかった。

 かもめの玉子は黄身あんをカステラ生地で包んでホワイトチョコレートでコーティングした焼き菓子。材料調達のめどがたったため、「かもめの玉子」の兄弟商品「ごまたまご」の生産を再開した。今月20日には「かもめの玉子」の生産を再開したいという。

引用以上

東京駅でよく見かける銀座たまや東京たまご ごまたまごです。

銀座たまやのサイトには特にさいとう製菓との関連性は記述されていませんが、上記の産経の記事にはさいとう製菓の製造ラインで生産された商品であることが明記されています。

110504銀座たまや紙袋.jpg
110504銀座たまや東京たまごごまたまごパック.jpg 110504銀座たまや東京たまごごまたまごパック内容.jpg 110504銀座たまや東京たまごごまたまごパックラベル.jpg
5個入りのパックを大丸東京店で購入しました。

110504銀座たまや東京たまごごまたまご包装 (1).jpg
110504銀座たまや東京たまごごまたまご包装 (2).jpg 110504銀座たまや東京たまごごまたまご.jpg 110504銀座たまや東京たまごごまたまご断面 (1).jpg
左が兄貴分?のかもめの玉子で右がごまたまごです。 兄貴分よりも小さ目で二口で食べられる大きさです。
薄い小麦生地でごまだれが中に入ったごまあんを包んでホワイトチョコレートでコーティングしたお菓子とごまあん以外はほとんどかもめの玉子と同じお菓子です。

110504銀座たまや東京たまごごまたまご断面 (2).jpg
ごまだれの舌触り、ごまあんの香ばしさがおいしいです。


東京土産で先の震災の被災地の支援ができます。
連休は終わってしまいますが、次回のお土産にいかがでしょうか?


posted by 笹団子 at 17:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 和菓子(東京) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月03日

’11早春の東京3 千駄木むさしや訪問

別の日に千駄木にあるむさしやにも行ってきました。

110227千駄木むさしや朝生菓子.jpg
こちらも春を告げる朝生菓子桜餅草餅豆大福を購入しました。
感想は過去の投稿をご覧になって下さい。

笹団子のひとりごと
「春の谷根千・根津神社 つつじの花が咲くころ3 千駄木むさしや」(2009/5/6)

笹団子のお菓子ブログ
「’10春の千駄木むさしや」(2010年04月07日)

110227千駄木むさしやひなあられ包装.jpg 110227千駄木むさしやひなあられ袋.jpg 110227千駄木むさしやひなあられ.jpg
今回はむさしや自家製のひなあられも購入しました。
桃色黄色紫色と鮮やかに染められたサクサクした甘いあられでした。

posted by 笹団子 at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 和菓子(東京) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

’11早春の東京2 浅草亀十訪問

110225浅草亀十紙袋.jpg
続いて龍昇亭西むらに隣接している亀十です。

110225浅草亀十箱包装.jpg 110225浅草亀十箱.jpg 110225浅草亀十箱内容.jpg
今回もどら焼を購入しました。

110225浅草亀十どら焼包装.jpg 110225浅草亀十どら焼.jpg
110225浅草亀十どら焼黒あん断面.jpg 110225浅草亀十どら焼包装黒あん.jpg
こちらは粒あん黒あんです。

110225浅草亀十どら焼白あん断面.jpg 110225浅草亀十どら焼包装白あん.jpg
こちらは白手忙白あんです。

過去にいただいてます。
笹団子のひとりごと
「雷門前の和菓子屋さん」(2007/7/11)
「浅草亀十 白もあります!」(2008/5/13)

結構辛口なことを書いてありましたが、今回いただいてみて亀十ならではのふんわり生地に挟まれているあんは量が十分たっぷり入っていました。 感覚の違いでしょうか?(笑)

小豆の粒が楽しめる黒あん、トロっとした白あんはおいしかったでしたよ!


posted by 笹団子 at 22:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 和菓子(東京) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

’11早春の東京1 浅草龍昇亭西むら訪問

110225浅草-(1)縮小.jpg 110225浅草-(3)縮小.jpg
久しぶりに浅草まで行ってきました。

110225浅草-(2)縮小.jpg
東京スカイツリーはついに600mを超えたそうです。
浅草寺参拝後に例によって雷門前のお店にてお買い物。

110225浅草龍昇亭西むら袋.jpg 110225浅草龍昇亭西むら朝生菓子.jpg
最初は龍昇亭西むらです。

110225浅草龍昇亭西むら桜餅.jpg
春を告げる桜餅東京ならではの長命寺風です。
大島桜の葉のいい香りがしました。 モチモチした小麦粉生地程よい甘さのこしあんを巻いてありました。 桜葉の塩味とこしあんの甘さがおいしいです。

110225浅草龍昇亭西むらうぐいす餅.jpg 110225浅草龍昇亭西むらうぐいす餅断面.jpg
こちらも春を告げるうぐいす餅です。
薄いお餅こしあんを包んできな粉がけした朝生菓子です。
なめらかな舌触りのこしあんとそれを包むお餅の薄さに技を感じさせます。

110225浅草龍昇亭西むらひなあられ包装.jpg 110225浅草龍昇亭西むらひなあられ.jpg
サクサクした食感のひなあられもいただきました。

posted by 笹団子 at 21:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 和菓子(東京) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月25日

GINZA Sweets Festa YOKAN“羊羹”collection in GINZA MITSUKOSHI1 羊羹食べ比べ

銀座三越にて去年の11月3日(水・祝)より8日(月)まで開催された、日本の伝統和菓子「羊羹(ようかん)」に特化した菓子イベント「GINZA Sweets Festa YOKAN“羊羹”collection in GINZA MITSUKOSHI」に行ってきました。

会場にはイートインが用意されて各地の羊羹の食べ比べができました。
101106銀座三越YOKAN羊羹Collection羊羹セットB (3)縮小.jpg
当日は日光吉田屋日光練羊羹東京・吉祥寺小ざさ(おざさ)羊羹兵庫県明石の藤江屋分大丁稚羊羹でした。

101106銀座三越YOKAN羊羹Collection羊羹セットB (1)縮小.jpg 101106銀座三越YOKAN羊羹Collection羊羹セットB (2)縮小.jpg
右から順に紹介します。

日光吉田屋日光練羊羹やや硬めの羊羹でやや甘く小豆の風味が口の中に広がりました。

東京・吉祥寺小ざさ(おざさ)羊羹店頭のみの販売で、しかも朝5時ごろから行列ができて整理券が配られて営業時間に整理券と引き換えに購入するという羊羹です。 なんでそんなややこしいことをするのかというと1日に150棹だけしか作れなくて、一人最大5棹まで買えるからです。
羊羹としてはやわらかく、やや粘り気があります。 小豆の風味が強く、わっと口の中に甘さとともに広がりました。

最後に兵庫県明石の藤江屋分大丁稚羊羹です。
こちらはやわらかめでほのかに小豆の風味がする羊羹でした。

羊羹というものは今では真空パックされているものが多くて賞味期限が1年くらいもつものが多いので不定期に少しずつ紹介したいと思います。

posted by 笹団子 at 22:20| Comment(4) | TrackBack(0) | 和菓子(東京) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月10日

’11虎屋赤坂本店のお正月2

110110虎屋赤坂本店-(1).jpg 110110虎屋赤坂本店-(2).jpg 110110虎屋赤坂本店虎屋菓寮お雑煮(1).jpg
今年初めて赤坂にあるとらや虎屋赤坂本店まで行ってきました。
本店の地下にある喫茶・虎屋菓寮にて年始のメニュー・お雑煮をいただきました。

詳細はこちらをご覧になって下さい。
続笹団子のひとりごと
「’11虎屋赤坂本店のお正月1」

110110虎屋紙袋.jpg 110110虎屋箱.jpg 110110虎屋箱内容.jpg
お土産に上生菓子を買いました。

110110虎屋花びら餅包装.jpg 110110虎屋花びら餅包装ラベル.jpg
110110虎屋花びら餅.jpg 110110虎屋花びら餅内容.jpg
年始のお菓子といえば花びら餅ですね。 去年、紹介済みなのですが・・・。

「虎屋赤坂本店のお正月3」

今年も紹介します。
花びら餅は新年に御所で行われた長寿を願う「歯固め」の風習を今に伝える祝膳のお菓子です。

やわらかくかすかに上品な甘みがするお餅独特の風味がする砂糖煮のふくさ牛蒡白味噌仕立ての白あんのコクのある甘さがおいしいです。

110110虎屋紅うさぎ容器.jpg 110110虎屋紅うさぎ容器ラベル.jpg
110110虎屋紅うさぎ.jpg 110110虎屋紅うさぎ断面.jpg
求肥白こしあん紅色に染めた紅あんを包んで氷餅(こおりもち・お餅を凍らせて乾燥させたもの)をふりかけた上生菓子です。
紅あん今年の干支・卯を表現ていました。
やや甘いお茶席向けで紅あんは白あんならではのなめらかな舌触りでした。

110110虎屋千草の里容器.jpg 110110虎屋千草の里容器ラベル.jpg
110110虎屋千草の里.jpg 110110虎屋千草の里断面.jpg
最後に千草の里です。
白小豆小倉あん薯蕷生地で包んだ上生菓子です。 緑色の色素で5か所印をつけて雪の下に芽吹いた新芽を表現したと思われる新春のお菓子です。

しっとりとした独特の風味の薯蕷生地、やや甘いものの皮が薄くやわらかい上品な白小豆の小倉あんがおいしかったでした。

posted by 笹団子 at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 和菓子(東京) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月24日

’10晩秋の上野・浅草散策2 舟和本店訪問

浅草寺参拝のあとにオレンジ通りへ向かいました。 アーケードの工事中らしく、浅草は様子が変わっていました。

上野・浅草散策についてはこちらをご覧になって下さい。
続笹団子のひとりごと
「’10晩秋の上野・浅草散策1」


101123浅草舟和本店1縮小.jpg 101123浅草舟和本店2縮小.jpg
今回は舟和本店2階喫茶へ上がりました。

101123浅草舟和本店みつ豆1縮小.jpg 101123浅草舟和本店みつ豆2縮小.jpg
目的は舟和が日本で初めて明治時代末に考案されたみつ豆です。
器が洋銀から陶器に変わりましたがカットした寒天赤えんどう豆の上に杏、みかん、求肥、パイナップルなどがトッピングされているのは変わりません。

黒蜜をかけていただきました。
黒糖風味の黒蜜、塩味のきいた赤えんどう豆、なめらかな舌触りの寒天、トッピングの果物の組み合わせがおいしいです。

101123浅草舟和本店袋.jpg 101123浅草舟和本店芋ようかん箱包装.jpg 101123浅草舟和本店芋ようかん箱包装ラベル.jpg
お持ち帰りもしました。
こちらも舟和の看板・芋ようかんです。
こちらは明治30年代に当時高価で庶民の手に入らなかった煉羊羹の代わりに身近なサツマイモを使って舟和創業者・小林和助さん和菓子職人・石川定吉さんが共同で考案した羊羹です。

原材料が甘藷、砂糖、少量の塩で添加物は使っていません。
口の中に入れるとサツマイモの風味が広がり、サツマイモの甘さ・ホクホク感がする素材の持ち味を生かした羊羹です。

101123千駄木空間縮小.jpg
浅草で飲み食いした後に千駄木へ移動!
Kozueさんご夫妻が主催の『役に立たないきのこの文化祭』を見学に行きました。
Kozueさん5年間の集大成の不思議なきのこの園を見ることができます。 28日(日)までの開催なので是非!ご覧になって下さい。

posted by 笹団子 at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 和菓子(東京) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。