2011年12月26日

京阿月のみかさ ’11紅葉の京都11

JR京都駅地下に出店の京阿月みかさ・どら焼きの発送を手配しました。

京阿月は幕末まで小豆などを商う雑穀商だったのですが、甘味のお店を開店させたのが当たったのが前身の和菓子店です。
お店のホームページには「創業1840年」とあるのでそのころなのでしょう。

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包装を開けると香ばしい香りがしました。
ふんわりした小麦生地あんを挟んだみかさです。
京阿月みかさ・阿月は3種類あります。

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こちらは大納言小豆を使った小豆の風味豊かなつぶあんです。

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こちらはとろっとしてさっぱりした程よい甘さの大手忙を使ったしろあんです。

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最後につぶあん阿月半分にカットした栗を挟んだ栗の食感とホクホク感がアクセント栗阿月です。

今年の11月末に烏丸丸太町にあった本店を下鴨に移転・新装開店しました。 甘味処があれば立ち寄りたいですね。
京都駅前地下街ポルタにも甘味と京ラーメンのお店があります。

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2011年12月25日

出町ふたば訪問 ’11紅葉の京都9

翌日、下鴨神社参拝の前に1年ぶりに出町ふたばに行きました。


出町ふたば
総合:4.0

料理・味:4.0 サービス:4.0 雰囲気:4.0 CP:5.0



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例によって行列ができていました。

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天気が良かったので例によって近くの鴨川のベンチでいただきました。

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今回は豆餅の他に秋の朝生菓子栗餅も購入しました。
通常、栗餅には栗が一粒入っていますが、出町ふたばは二粒入っていました。
塩茹でしたと思われ栗自体は甘くないですがこしあんが十分甘いのでホクホク感が楽しめます。 弾力のあるお餅とともにバランスがとれた餅菓子でした。

当日は11時前に並んでいた途中から販売を開始したので朝早めに行っても無い可能性があります。

11月は京都でも亥の子餅を販売していますが鳴海餅本店出町ふたばニッキが入っているので京都では普通かもしれません。

下鴨神社参拝はこちらのブログをご覧になって下さい。
「続笹団子のひとりごと」
「’11紅葉の京都4 京都霊山護国神社・下鴨神社参拝」

参拝後に再び出町ふたばの前を通りましたが、行列は長くなっていました。

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島原音羽屋老舗訪問 ’11紅葉の京都8

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島原西本願寺大宮通りを挟んで隣接しています。
その大宮通りに面したところに西本願寺御用達を勤める音羽屋老舗があります。

音羽屋老舗は和風カステラと表現するのでしょうか?松風という小麦粉を使った焼菓子の専門店です。
本願寺に帰依した越前朝倉家の家臣で音羽屋の初代、澤井甚ノ兵衛近江の小麦粉を使った食品から慶安三年(1650年)に創作されたそうです。

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小麦粉、砂糖等を使っていて味噌を使わないシンプルな松風で程よい素朴な甘さでやや硬めの歯ごたえがしました。
ただ、ビニールが敷いてあってはがす際に551蓬莱の豚まんのようにうまくはがれなくて芥子の部分がはがれてしまうのが難点です。

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島原菱屋訪問 ’11紅葉の京都7

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日が暮れたころに京都市街の西にある江戸の吉原と並んだ花街・島原まで行きました。
今では当時の建物が若干残っているだけの静かな下町です。。

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その島原滋賀県産羽二重もち米を使った繊細な手焼きの米菓・京あられ、おかきのお店菱屋があります。

最初は米菓をいくつか箱詰めにして宅配便で送ってもらうつもりでしたがお店の若奥さんからやんわりと「発送はできますが、壊れてしまいますから・・・」と言われたので今回はお店の看板のおかきだけ購入して宿でいただくとこにしました。

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その名もうすばねといいます。
名前通り薄く焼いた米菓です。
サクサクした食感で香ばしい米菓ですが、薄いにもかかわらずしっかり醤油で味付けしてありほのかに甘みがしました。
その繊細さ、確かさにお店の技量が伺えます。


次回は手荷物を減らして極力慎重に持ち帰ることを前提にいくつか箱に詰合せていただくことにします。

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堀川下立売鳴海餅本店訪問2 ’11紅葉の京都6

さて、こちらから11月に鳴海餅本店を訪れた話になります。
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秋らしく栗赤飯栗餅の看板が出ていました。

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秋限定の栗赤飯です。
鳴海餅本店の赤飯大粒の丹波栗を加えて炊いてありました。
栗の甘み、ホクホク感が楽しめます。

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もちろん、朝生菓子も買いました。

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こちらは11月のお菓子・亥の子餅です。
ニッキの香り豊かゴマを練り込んだ弾力のあるお餅粒あんを包んでありました。
口の中に入れるとニッキの香りが広がります。 東京亥の子餅にはありませんね。
程よい甘さで大粒の小豆を使った粒あんとのバランスがとれていてゴマの食感がアクセントになっていました。

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こちらは秋の京都の餅菓子・栗餅です。
黄粉がかかったこしあんの大福餅の中に蒸したと思われる栗が入っています。
弾力のあるお餅、程よい甘さでなめらかな舌触りなこしあん栗の塩味と食感、ホクホク感黄粉の香ばしさがおいしいかったでした。

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最後は栗蒸羊羹です。
栗の甘露煮を散らした秋の蒸羊羹です。
小豆の風味豊かなモチモチした蒸羊羹栗の甘露煮の食感が楽しめます。

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堀川下立売鳴海餅本店訪問1 ’11紅葉の京都5

11月に京都・高雄にて紅葉狩りの後に京都市街の北西、二条城の北にある堀川下立売鳴海餅本店まで行きました。

全国的に有名な出町ふたばと同じ「餅屋」ですが、こちらはそれなりに人気がありますが並ばずにお店やJR京都伊勢丹などのデパートの出店でも簡単に購入できます。
JR京都伊勢丹で新幹線に乗る前に買って車内でいただくということもできます。

紅葉狩りの話は以下のブログをご覧になって下さい。
「続笹団子のひとりごと」
「’11紅葉の京都1 高雄栂尾山高山寺参拝」
「’11紅葉の京都2 高雄槇尾山西明寺参拝」
「’11紅葉の京都3 高雄山神護寺参拝」
「’11紅葉の京都4 京都霊山護国神社・下鴨神社参拝」

2月に行ったときの話も合わせて紹介します。
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お店は京都市街の西を南北に貫く大通り・堀川通りに面しています。

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こちらは看板の赤飯です。
お店で注文するとアツアツをパック詰めしてもらえます。
佐賀県産のもち米「ヒヨクモチ」大粒の丹波産大納言小豆を使っているそうです。 モチモチしたもち米と大納言小豆の皮の食感、ホクホク感がおいしいです。

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朝生菓子もいくつか買いました。

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こちらは冬の朝生菓子いちご大福です。
カットするといちごの甘い香りがします。 口の中に入れるといちごの果汁があふれ、やわらかいお餅の歯ごたえ、白あんの舌触り、程よい甘さがしておいしいです。

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こちらは初春の朝生菓子うぐいす餅です。
関東のうぐいす餅より色が薄いですね。
薄い黄緑色のやわらかいお餅で粒あんを包んで色が薄くきめの細かいきなこをかけた
やわらかいお餅
小豆の風味豊かで程よい甘さの粒あんがおいしいです。

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こちらはあみがさ餅です。
草餅を編笠の形にこさえて香ばしいきなこをかけた朝生菓子です。 草の風味豊か粒あんとの相性がよくておいしいです。

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2011年06月24日

’10紅葉の京都10 茶寮都路里JR京都伊勢丹店訪問

紅葉の京都、最後はJR京都伊勢丹内の茶寮都路里の出店で過ごしました。

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駅前の様子がよくわかる席を案内させてもらいました。

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店内では特選都路里パフェーをいただきました。
上から抹茶クリーム抹茶アイスクリーム抹茶カステラ栗甘露煮蜜漬けみかん小豆白玉団子抹茶白玉団子抹茶シャーベット抹茶ゼリーソフトクリーム抹茶蜜寒天が盛り付けられた贅沢なパフェでした。
抹茶のほろ苦さ、程よい甘さ、小豆の風味、栗のホクホク感の和の甘味の総決算といった感じでした。 蜜漬けみかんの酸味がアクセントになり、さっぱりした感じでした。

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お土産にぎおんの里を購入しました。
抹茶を練り込んで焼いたコロネホワイトクリームを詰めた焼菓子です。
生地のほろ苦さ、クリームの程よい甘さがおいしいです。

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2011年06月07日

京都喜久屋訪問 ’10紅葉の京都10

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北野天満宮の北西にある桜の名所・平野神社から西大路を挟んだところに喜久屋という和菓子屋があります。

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末富塩芳軒のようなお茶席向けの上生菓子干菓子を作っているわけでもなく、出町柳のふたばのような常に職人さんが黙々と働いている餅菓子屋でもありませんが、店頭の張り紙から個性的なお店であることがうかがえます。
このお店の名物は「栗の子」という丹波栗をふんだんに使ったお菓子らしいです。
お店のご主人が高齢なことから作る量が限られており、お店を開く時間も限られているので「栗の子」を基準にこの日は行動しました。

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要冷蔵で栗の風味が維持できる当日中が賞味期限です。

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蒸した丹波栗をこしあんに練り込んで茶巾絞りにした生菓子です。
ご覧のとおり、惜しみなく栗を使っています。

栗のホクホク感、こしあんの程よい甘さが絶妙でした。

和菓子の頂点に立つ京都には様々な和菓子屋があって、ここ喜久屋のようなお店は京都の和菓子店の層の厚さを感じさせます。
他に生のレモンから作られた京志るこ(通称「レモン」)というレモンの葛湯草餅も評判がいいそうです。

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2011年06月06日

京都塩芳軒訪問2 ’10紅葉の京都9

塩芳軒では他にお菓子の発送の手配もしました。

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こちらは塩芳軒の看板・聚楽(じゅらく)饅頭です。
かつて今の西陣の地にあった太閤秀吉の邸宅・聚楽第にちなんだお菓子です。
塩芳軒の近くにある西陣のハローワーク「聚楽第址」の石碑があります。
褐色に焼き上げた小麦粉生地にこしあんが入った焼菓子で香ばしい生地とよくこした舌触りのいい上品なこしあんがおいしいです。

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塩芳軒干菓子でも名高いです。
こちらは六角形の箱の中に四種類の干菓子が入った干菓子の詰め合わせ「亀甲箱」です。 こちらは塩芳軒のホームページからお取り寄せができます。

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こちらはふくべです。
ひょうたんをかたどった干菓子ひょうたん型の黒糖の表面を砂糖で固めて和三盆糖をふりかけてあります。
和三盆糖がサッと溶けて固い砂糖の膜を噛むと黒糖の風味がします。


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こちらは貝づくしです。
小さな貝型の干菓子で上品な甘さが口の中に広がります。

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こちらは色鮮やかな千代結です。
白の飴を綺麗に曲げた有平糖です。

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最後に玉あられです。
半球状の落雁を二つ一組に包んだ干菓子です。 他に花弁や松葉をかたどった食べるのがもったいないお菓子です。
貝づくしと同じ材料を使っているようです。

備前焼のような渋い色の聚楽饅頭と色鮮やかな干菓子とどちらも目や銘で楽しめる京菓子ならではのお菓子です。

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京都塩芳軒訪問1 ’10紅葉の京都8

一条通りから下町情緒の残る中立売の商店街を歩いて名店・塩芳軒へ向かいました。

塩芳軒は先日終了したNHK教育の全国の和菓子を紹介した「直伝 和の極意 彩りの和菓子 春紀行」でも紹介されていました。
明治15年(1882年)南北朝時代大陸から渡来し、日本に饅頭を伝えた林浄因命の流れを汲む塩路軒から暖簾分けされたお店です。

直伝 和の極意 彩りの和菓子・春紀行 (趣味工房シリーズ) [ムック] / 後藤 加寿子 (その他); NHK出版 (刊)
NHK出版の番組テキスト・「直伝 和の極意彩りの和菓子 春紀行」が発売されていて講師の後藤加寿子さんと現四代目ご当主の高家昌昭さんとのインタビュー記事が掲載されてあります。

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風情ある町屋のお店で若い職人さんたちが忙しそうに店内を行き来していました。 さぞ繁盛しているのでしょうね。

後でバス内で年配の女性とその息子さんらしい方々のお話が聞こえましたが、かつては中立売の商店街は今の新京極と並び映画館が立ち並び深夜でも人通りがある不夜城のような賑わいだったそうです。 恐らく昭和30年代ごろの話ではないでしょうか? 中立売の衰退は「西陣」の地盤沈下を原因とする方々が多いようです。

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もちろん、塩芳軒でもお菓子を購入しました。

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上生菓子塩芳軒では「蒸菓子」と呼ばれています。
薯蕷(じょうよ)饅頭白あん薄力粉を混ぜて蒸すものからこさえた「こなし」というともに「蒸す」という工程があるからでしょうか?

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こちらは紅葉(こうよう)です。
こしあんが詰まった薄い薯蕷生地の中に紅葉の焼き印を押した蒸菓子です。
薯蕷生地ならではの風味、薄い小豆色のよくこしたと思われるなめらかな舌触りの上品な甘さのこしあんがおいしいです。

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次は白小倉です。
よくこした白こしあん白小豆で包んで寒天かけした蒸菓子です。
予想外な柔らかさでクリームのような白こしあん、舌でつぶれて溶けてなくなる 白小豆の風味、皮の食感、上品な甘さ、なめらかな舌触りが楽しめます。
これは塩芳軒のレベルをうかがわせる蒸菓子です。

posted by 笹団子 at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 京菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする